What's　”AMELTICA”？ AMELTICA　という屋号の由来 ​ 東京に住んでいたころ、よくカフェでぼんやりとしながら ノートにいろんなことを書き綴っていました。 その頃の夢想したことのなかの一つに、こんな光景がありました。 雨の降る夜に外を歩いていると、ふと暖かな光の灯る場所を見つける。 外はどこもかしこも、しとどに濡れていて、風はひんやりと冷たい。 吸い寄せられるようにその扉を開くと、暖色に満ちた喫茶店だった。 壁に備え付けの古びた大きな棚には、アンティークなカップがずらりと並んでいて、 手前にはカウンターと童話に出てくるような椅子が並んでいる。 窓辺には可愛らしい木目調のテーブルセット、その上には古びたランタン。 奥には炎がとろりと燃えている暖炉がある。 その優しい場所で、あたたかくて甘いホットショコラをゆっくりと味わい、 窓辺から雨に濡れた夜空を見上げる。…… その時に思い描いたの喫茶店は、 一軒家で、 カウンターと座席があって、 ちょっと狭いけれど居心地が良くて、 大好きなアートがたくさん飾ってあって。 その喫茶店で過ごす夜のことを思い描いたとき ふっと降りてきた言葉が、”　 雨降る夜のロマンチカ 　”。 その響きは私のお気に入りとなり、それを縮めて、AMELTICA（アメルチカ）という屋号にしました。 ​ 私にとって、幼い頃から絵やイラストを描くことは『素敵な時間』をもたらしてくれました。 見てくださった方が私の絵を通じて、 幼い頃に思った『こうなったら素敵だな』という気持ちや、 あの頃ぴかぴかに輝いていた『大好き』を思い出すきっかけになったら、とても嬉しいです。 ​ ​2025.1.10　吉峰 呼兎（Coh Yoshimine）